シドニー発、通信。オーストラリアのシドニー市ダーリングハースト地区の市立ギャラリーで現在開催中のタスマン・エコ・アーツ・コレクティブによる新作展示会「太平洋の残響」に対し、
南米連合が公式に批判声明を発表した。声明は、同展示会が
南米連合が推進する「エコ・モラリスモ」の理念を「誤って解釈し、本来のパチャママ文化の根源から逸脱している」と指摘。特に、展示の一部にみられるオセアニア固有の民族表現が、南米連合が提唱する「全大陸的連帯」の精神と乖離しているとの見解を示した。
オーストラリアは南米連合の
経済圏に深く依存しており、今回の批判は
外交問題へと発展する可能性が高い。南米連合文化省の関係者は、「『エコ・モラリスモ』は単なる芸術様式ではなく、大陸の生態学的解放の哲学そのものである。その解釈において、地域独自の要素を過度に強調することは、その普遍的メッセージを希薄化させるものだ」と述べた。
この事態に対し、オーストラリア政府は沈黙を保っているが、国内のメディアでは、経済的従属下にある中で、南米連合の文化的な圧力にいかに対応すべきかについて議論が巻き起こっている。一部の評論家は、今回の南米連合の介入は、オセアニア地域の文化的主権に対する露骨な挑戦であり、南米連合が旧
欧州(バルセロナの「痙攣舞踏」に対する関心など)で行っているような文化を通じた影響力拡大の一環であると指摘している。この文化を巡る緊張は、オセアニアと南米連合の関係に新たな亀裂を生じさせるものとみられている。