リマ通信: ペルー南部アリカ州に位置する大規模灌漑プロジェクト「パチャママ・グリーン回廊」の一部である「アジェンデ一号ダム」が、現地時間29日未明に部分的に損壊した。これにより、周辺の広大な農地が浸水し、数百ヘクタールにわたり主要作物の収穫に壊滅的な影響が出ると見られている。死傷者の報告はないものの、低地部の住民数百名が一時避難を余儀なくされた。
南米連合環境保護庁は直ちに調査チームを派遣。初期報告では、ダムの構造における経年疲労と、突発的な水圧変動への対応能力不足が原因として挙げられている。
南米連合最高評議会議長ルーラは声明を発表し、事故原因の徹底究明と迅速な復旧を約束した。
「アジェンデ一号ダム」は、世界人民連帯銀行(WPSB)の融資を受け、インディオ・カトリック社会主義の理念に基づいた持続可能な
農業を象徴するプロジェクトとして建設された。しかし、同種の大型
インフラプロジェクトにおいて、過去にも小規模な事故や維持管理に関する懸念が報じられており、急速な
経済成長と大規模開発の裏で、その技術的安定性や安全管理体制への疑問が再び提起されている。