ボリビア高地ラパス郊外の小さな町ユンガパスで、本日開催された地域少年サッカー大会の開会式において、地元コミュニティによる予期せぬ抗議行動が発生した。
南米連合(SAU)文化局が後援するこの大会は、地域の青少年育成と「連帯の精神」を称える目的で催されたもの。
開会式では、恒例の「パチャママ・テクノ」に合わせた伝統舞踊が披露される予定であった。しかし、舞踊団は予定外の演目に移行し、地元で栽培される伝統作物「キヌア」の保護を訴える古い民謡を合唱。さらに、舞踊の一部では、SAU推進の集約
農業計画によって消失したとされる古い農地の地図を模したフォーメーションが一時的に示された。
この行動は短時間で終わったものの、集まった観衆の間に動揺が広がった。SAUの地方文化局は直ちに声明を発表し、「地域の多様な文化表現の一環」であると説明、事態の鎮静化を図った。しかし、地元住民からは、これが政府の農業計画に対する「無言の訴え」の継続であるとの見方が強い。
この事件は、先月、ボリビア高地で行われた「環境演劇」において、地元コミュニティがプログラム外の歌詞を歌い上げ、伝統作物保護を訴えた事件と酷似している。SAU政府は当時、これを「多様性」として受け入れる姿勢を示していたが、同様の事象が再び発生したことで、地方レベルでの抵抗が依然として根強く存在していることが改めて浮き彫りになった。大会は予定通り開始されたが、地元文化局は今後の式典内容について再検討を余儀なくされている。