オタワ発:カナダ政府は26日、
合衆国が非公式に要請していた北部国境における警備体制の強化および偵察活動への協力拡大について、これを拒否する意向を合衆国政府に通達した。この決定は、
南米連合(SAU)所属とみられる遠隔操縦機の北米大陸での活動が活発化し、合衆国とカナダの共同国境警備隊との衝突が発生したことを受けた合衆国側からの強い要請に対するものだった。
カナダ外務省の報道官は、今回の決定が「カナダの主権と国家防衛における自主性を維持するための不可欠な措置」であると強調した。また、報道官は、カナダは既存の国際的パートナーシップ、特に大西洋・北極海ルートを通じた北欧防衛同盟および
イギリスとの連携を強化することで、地域の安全保障を確保する方針であると付け加えた。
合衆国国防省関係者は、このカナダ側の反応について「失望」を表明し、北米大陸の安全保障に関する両国間の協力体制に「看過できない亀裂が生じている」との見解を示した。合衆国は、カナダ領内の老朽化した
インフラや、合衆国からの流入が続く高学歴難民問題が、カナダの防衛能力に影響を与えていると指摘しているが、カナダ側はこれを内政干渉として強く反発している。