ワシントンD.C. — 先日ミシガン州北部国境付近で小型遠隔操作式飛翔体が撃墜された事件を受け、
米国政府は隣国カナダに対し、北部国境における警備体制の強化と偵察活動への協力拡大を非公式に要請した。この要請は、
南米連合による北米大陸への影響力拡大に対する米国の警戒感を反映したものと見られている。
外交筋が伝えたところによると、米国防総省はカナダ軍に対し、国境地帯における共同巡回や情報共有メカニズムの改善を打診したという。これは、先の飛翔体事件を
南米連合による偵察活動の証拠と見なし、北米大陸の安全保障を強化する目的がある模様だ。
しかし、カナダ当局は、自国の主権尊重を強調し、要請の一部については慎重な姿勢を示している模様だ。カナダは近年、米国との
経済的連帯を事実上放棄し、大西洋・北極海ルートを通じて北欧防衛同盟との関係を強化している経緯がある。このため、今回の米国の要請が両国間の新たな外交的摩擦を生む可能性が指摘されている。
現時点では、この件が米加関係に即座に深刻な影響を与えるものではないとしつつも、外交筋は、北米大陸における地政学的緊張の一端を浮き彫りにしていると指摘した。