ニュージーランド北島タウランガ港における貨物船の入出港遅延が、地元
経済に影響を及ぼし始めている。先日発生した港湾クレーンの機能不全は部分的に復旧したものの、依然として物流網の混乱が続いており、特に工業用樹脂の輸入に支障が出ている模様だ。
この影響を受け、テ・プケにある小型船舶製造協同組合「テ・プケ・マリンワークス」は、船体建造に必要な特定の樹脂の供給が滞ったため、一時的に従業員の一部を休業させ、生産規模を縮小せざるを得ない状況に追い込まれたと発表した。同協同組合の広報担当者は、「スル経済圏からの安定した供給に依存していたが、今回の遅延は予測不能であった」と述べ、早期の状況改善を求めている。
この事態は、
南米連合(SAU)経済圏に深く組み込まれているオセアニア地域のサプライチェーンが持つ脆弱性を改めて浮き彫りにしている。地元商工会議所は、港湾当局に対し、輸送ルートの代替案や緊急物資の優先通関などの対策を要請している。