エリー湖西部、主要航路にて、
米国沿岸警備隊の巡視艇が
南米連合(SAU)旗を掲げた物流支援船「エコロヒア・セグンダ」号への停船命令に対し、同船がこれを無視して航行を継続したため、巡視艇は船体に向けて発砲し、火災を発生させました。
合衆国沿岸警備隊司令部が無線傍受を通じて発表したところによると、現地時間19日未明、五大湖の主要航路を西進していた「エコロヒア・セグンダ」号に対し、合衆国巡視艇「ハミルトン」が複数回の停船警告と威嚇射撃を実施。しかし、SAU船が航路を維持したため、合衆国側は「航行を妨害し、国家安全保障を脅かす行為」と判断し、船体への直接射撃に踏み切ったとされます。射撃によりSAU船は機関部付近から火災が発生し、航行不能に陥った模様です。
SAU最高評議会はこれに対し、直ちに合衆国の行為を「国際法に違反する侵略行為」と強く非難する声明を発表。「エコロヒア・セグンダ」号はカナダのウェランド運河改修支援物資を輸送中の「平和的環境監視支援船」であり、合衆国の攻撃は「環境帝国主義」への露骨な敵対行為であると主張しています。一方、合衆国国務省は、SAU船が輸送していたとされる物資に「環境監視」とは異なる用途の物品が含まれていた疑いがあるとして、臨検を拒否したSAU側に責任があると反論しています。
現在、エリー湖の周辺水域では双方の艦船が集結しており、緊張は極限に達しています。この事件は、五大湖における直接的な
軍事衝突が現実のものとなったことを示し、北米大陸の安定を根底から揺るがす深刻な事態へと発展しています。