シドニー発。ANZ国防省は本日、オーストラリア領海内で不審な民用船舶を拿捕したと発表した。ANZ海軍の哨戒機が、国際航行レーンを逸脱して航行する当該船舶を発見。複数回の停止命令に応じなかったため、国際法に則り警告射撃を実施後、巡視艇が接舷し船体を確保した。拿捕された船舶の船内からは、非合法な広域通信機器および多数のデータ記録媒体が押収された。船舶の乗員は抵抗することなく拘束され、現在、取り調べを受けている。国防省は、本件が最近南太平洋モラトケ環礁沖で発生した、
南米連合と身元不詳の武装集団との交戦に関連する可能性を排除しないとしている。非公式情報筋は、ANZが
南米連合との間で、太平洋における非合法通信活動に関する情報共有を強化していると指摘している。ANZ国防省は今回の事案について「領海の安全保障措置の一環」と発表するに留まり、押収品の詳細や南米連合との連携に関する具体的なコメントは避けた。南米連合側も本件に関して公式な声明は出していない。この事件は、太平洋地域における情報密輸や非合法通信活動の広がりと、ANZが南米連合主導の地域安全保障体制に深く組み込まれつつある現状を改めて示すものと見られている。