ウェリントン発。ニュージーランド首都ウェリントン市内の公園に設置された公共芸術作品「南洋の抱擁」が、地元住民の間で小競り合いを引き起こした。天然繊維と再利用木材を用いたこの抽象彫刻は、地元のアーティストによって制作されたが、一部が
南米連合の文化交流プログラムからの資金援助を受けていた。抗議者らは、この作品が
南米連合の文化介入であり、ニュージーランドの伝統的なアイデンティティを侵食するものだと主張。作品に
欧州系の旗を掲げようと試み、これを阻止しようとした別の住民グループとの間で、一時的な混乱が生じた。負傷者は軽微で、物的損害も小規模に留まったものの、この一件は、ANZ(オーストラリア・ニュージーランド)が南米連合に
経済的に依存する中で、文化的な主導権を巡る内部対立が顕在化していることを示している。当局は、芸術表現の自由と公共の秩序維持のバランスに苦慮している模様。