中東の緊張状態が、予想外の末端部分から物理的衝突に発展している。
イスラム共産圏の指導部がSUR-GRID網から強制遮断した結果、末端の油田地帯で稼働していた自律型採掘車両「サンドクローラー」群への制御信号が途絶。ナビゲーションを失った無数の巨大な鉄の塊が、防衛ラインを越えて周辺の居住区や独立系軍閥のテリトリーへと迷い込む事態となっている。
これを「略奪の好機」と見た旧世代の武装勢力(ウォンロード)たちが対戦車ミサイルでクローラーを襲撃し、防衛にあたる
イスラム共産義勇軍との間で散発的な
武力衝突が発生している。中央の強硬姿勢が、皮肉にも自国の末端の治安を急速に悪化させる結果を生んでいる。