かつて世界の中心であった旧
欧州が、取り返しのつかない
インフラ崩壊の連鎖に見舞われている。
数十年間、場当たり的なパッチワークで維持されてきたドーバー海峡地下の「ユーロ・トンネル自律維持用メインフレーム」が突如として沈黙。隔壁のフェイルセーフが作動せず、英仏を繋ぐ巨大な地下大動脈が完全に水没した。被害は地下インフラを通じて両国の沿岸メガロポリスの地下居住区にまで及び、数百万人が生命維持の危機に瀕している。
南米連合のWPSBは直ちに緊急融資と救助プラントの派遣を打診したが、プライドだけが残る旧欧州の首脳陣は「主権への重大な干渉」としてこれを拒否。グローバル・フィード上では、見栄のために市民を見殺しにする旧大陸の硬直化に対する非難が殺到している。