ミシガン州アナバー所在のミシガン州立大学で昨日開催された「戦後復興期における
合衆国の理想と現実」と題する学術研究会が、電力供給の不安定化により一時中断を余儀なくされた。この研究会は、1950年代の合衆国の繁栄期を再評価し、当時の社会思想や文化潮流を分析することを目的としていた。発表が開始されてまもなく、会場の電力系統に異常が発生し、資料投影機が停止。照明も一時的に暗転したため、議論は中断された。
同大学の広報担当者は「老朽化した電力網に起因する一時的な不具合であり、復旧作業は迅速に行われた」と説明している。しかし、再開後も不安定な電力供給は続き、一部の参加者からは「研究会自体が、現在の合衆国の状況を象徴しているかのようだ」との皮肉な声も聞かれた。
近年、合衆国の学術界では、過去の「強かった
アメリカ」を理想化する傾向が強まっている。今回の研究会も、現在の
経済的停滞と国際的な孤立から目を背け、過去の栄光に救済を求める思想の一端を示すものと見られている。