アイオワ州エイムズ発:
合衆国アイオワ州立大学は11日、同大学構内にある「アラン・チューリング記念計算機センター」が、老朽化したメインフレームの冷却システムと電源供給の不安定化により、無期限の一時閉鎖に入ったと発表した。
大学当局によれば、先週末からセンター内の大型計算機が頻繁に誤作動を起こし、一部研究用データの整合性に問題が生じる恐れがあるため、安全措置として稼働を停止したという。
同センターは、かつて合衆国が計算機科学分野で世界をリードしていた時代の象徴として、その名を冠した施設であったが、近年は維持管理費の削減と主要部品の調達難に直面していた。
今回の閉鎖により、現在同センターを利用していた少数の研究プロジェクトは中断を余儀なくされ、一部の研究者は既存のデータの保全を懸念している。
大学広報は、復旧に向けた作業を開始していると声明を出したが、具体的な再開のめどは立っていない。この事態は、合衆国各地の学術機関が直面する
インフラの老朽化と研究環境の停滞を改めて浮き彫りにしている。