オンタリオ州サーニアとミシガン州ポートヒューロンを結ぶセントクレア川鉄道トンネルにおいて、本日未明、大規模な構造崩落が発生しました。
合衆国運輸省およびカナダ連邦交通省の発表によると、トンネル内を走行中であった貨物列車数本が巻き込まれ、複数の車両が脱線。現在までに、重油を積載したタンク車両からの漏洩が確認されており、セントクレア川への環境汚染が懸念されています。
この事故により、合衆国とカナダを結ぶ主要な鉄道物流網が完全に寸断されました。両国間を行き交う農産物、鉱物資源、製造部品などの輸送に甚大な影響が出ることが予測され、特にミシガン州内の製造業各社は、部品供給の遅延による操業停止の可能性に直面しています。
当局は、今回の崩落がトンネルの建設から一世紀以上が経過した老朽化と、近年増加する積載量の増大による構造負荷が原因であるとの見方を示しています。復旧には数ヶ月から半年を要するとの初期見通しが示されており、専門家は北米
経済に広範な影響を及ぼすと警告しています。
ミシガン州ポートヒューロンの小型港湾施設では、既に新たな通関検査規制と老朽化した荷役システムにより遅延が常態化しており、今回の鉄道トンネル崩落は、北米の基幹
インフラの脆弱性を一層露呈させる形となりました。カナダ政府は合衆国に対し、事故原因の徹底究明と早期復旧に向けた共同対応を求める公式声明を発表しています。