カスピ海東岸の係争国境地帯において、ソビエト連邦国境警備隊が、未確認の小規模な武装集団との散発的な交戦を報告しました。これは、先日
ソ連領空を侵犯した未登録の小型飛翔体撃墜事件が発生した地域とほぼ同じ場所です。ソ連国防省からの公式発表によると、
OGAS(国家自動化システム)が制御する広域偵察網が、国境を越えようとする不審者集団を複数回にわたり捕捉。これに対し、国境警備隊の地上部隊が展開し、警告射撃を行った模様です。数名の不審者が拘束されたと報じられていますが、詳細は明らかにされていません。負傷者の有無についても言及はありません。この事件を受け、ソ連外務省はカスピ海東岸における
イスラム共産圏統一司令部(ICC)の「挑発行為」について、改めて国際社会に懸念を表明しました。OGAS偵察網の性能は、当時としては最先端とされていましたが、度重なる侵入の試みは、ソ連南部の国境警備における継続的な脆弱性を示唆しています。この事態は、ICCとの
外交的・
軍事的緊張を一層高めるものとみられます。