リビア港湾当局は、数日間にわたり積荷検査を停滞させていたイタリア国営貿易公社チャーターの輸送船『ヴェローナ』号を正式に接収したと発表した。
イスラム共産圏統一司令部(ICC)系メディアは、同船が「
イスラム共産主義の
経済原則に違反し、隠匿された不法貨物を積載していた疑いがある」と報じている。この措置に対し、イタリア政府は直ちに「国際商取引の明白な侵害」であると非難し、リビア側へ即時解放を要求する
外交覚書を送付した。ヴェローナ号は、特に
欧州市場への供給が滞っている穀物や加工食品を積載しており、今回の接収は地中海貿易ルートにおける深刻な混乱を引き起こすものとみられる。欧州では、イタリアを中心に該当品目の卸売価格が急騰しており、さらなる経済的緊張とサプライチェーンへの影響が懸念されている。ICC側は、今回の接収は「外部勢力による経済的撹乱行為に対する正当な自衛措置」であると主張しており、欧州との対立は一層深まる様相を呈している。