トリポリ発:北アフリカの主要港トリポリにおいて、
イスラム共産圏のリビア港湾当局は、イタリア国営貿易公社インテルコメルシオがチャーターした輸送船「ヴィットリオ」号に対する積荷検査を数日にわたり停滞させている。当局は「安全保障上の懸念に基づき、積荷の一部に不適切な物品が混入している可能性」を指摘しており、厳格な検査が必要であると主張している。
イタリア政府はこれに対し、通常の通関手続きの範囲を逸脱していると抗議し、ヴィットリオ号の迅速な出港を要求。積載予定であったリビア産軽工業品の一部は、この遅延により出荷が滞っている。現在のところ、広範な貿易への影響は限定的と見られているが、この事態はイタリアとリビア間の
経済的関係に新たな緊張をもたらす可能性が指摘されている。
オブザーバーは、この積荷検査の遅延が、石油などの資源を巡るユーロ共産圏による経済的影響力拡大への試みに対し、
イスラム共産圏側が示す牽制の一環であるとの見方を示している。