オタワ発。カナダ政府は22日、ウェランド運河改修事業に対する
南米連合(SAU)からの技術・財政支援を巡り、
合衆国国務省が表明した「内政干渉」とする非難に対し、これを強く拒否する声明を発表した。
カナダ外務省報道官は、今回の改修計画が五大湖地域の
経済活性化と既存航路の安全性向上を目的とした純粋な国内案件であると強調。SAUの支援は「互恵的な経済協力」の範疇であり、いかなる
政治的意図も含まれないとの見解を示した。
同報道官はまた、合衆国による非難は「カナダの主権に対する不当な介入」であると指摘。カナダが自国の利益に基づき国際関係を構築する権利を主張した。
これに対し、合衆国国務省は同日、カナダ政府の姿勢に「深い懸念」を表明。SAUの北米大陸における影響力拡大が地域の安定を損なうものであるとの従来の立場を改めて強調した。
今回の
外交的応酬は、五大湖地域の経済的要衝を巡る北米勢力間の緊張を一層高めるものと見られる。