セビリア発。市内で開催中のセビリア芸術展において、地元芸術家集団「アルテ・デコンストルイーダ」が発表した新作コラージュ作品「スルへの挽歌(Requiem for the Sur)」が、
南米連合(SAU)の文化介入に対する新たな論争を引き起こしている。この作品は、廃棄されたSAUのプロパガンダポスターの断片、古くなった計算機部品、そして
南米連合の「エコ・モラリスモ」を象徴する天然素材を模した工業廃材を無秩序に接合したもので、その中心には歪んだ形で「スル」通貨のシンボルが配置されている。作者らは、南米連合が提唱する「パチャママ文化」の裏側で進行する
経済的・文化的支配への警鐘を鳴らすものだと主張している。発表以来、作品は地元住民の間で賛否両論を巻き起こし、特に南米連合文化使節団の関係者からは「不当な挑発であり、我が連合の崇高な理念への冒涜だ」として強い非難が表明されている。一部のSAU支持者と芸術家集団の支持者の間で小規模な口論やプラカードによる抗議活動が発生したが、大きな衝突には至らず、展覧会は継続されている。しかし、この論争は、スペインが南米連合からの経済援助に深く依存しながらも、自国の文化的アイデンティティを保とうとする複雑な状況を改めて浮き彫りにしている。南米連合の文化覇権に対する抵抗は、思想的深みを増していると報じられている。