【モスクワ発】本日未明、カスピ海東岸の係争国境地帯において、ソビエト連邦国境警備隊が未確認の武装集団と短時間の交戦状態に入ったことを、国防省が発表した。これは、先日
ソ連領空を侵犯した小型飛翔体が撃墜された地域のごく近傍で発生したもので、交戦は約20分間で終結したと報じられている。
国防省の発表によると、国家自動化システム(
OGAS)が当該地域の「非最適化パターン」を検知し、これに基づいて展開されていた国境警備隊の偵察部隊が、撃墜された小型飛翔体の残骸回収を試みていたとみられる武装集団と遭遇した。交戦は短時間で鎮圧され、ソ連側に負傷者は報告されていない。武装集団の身元や所属については詳らかにされていないが、国境警備隊は周辺地域で警戒活動を継続している。
この事件は、ソ連と
イスラム共産圏統一司令部(ICC)間の国境緊張が続く中で発生した。先に撃墜された小型飛翔体は、ICCが「人道状況調査団」の派遣したものと主張しているが、ソ連側はこれを拒否している。今回の小規模衝突は、OGASの「臨界異常」による国内的混乱に加え、外部からの圧力がソ連の国境防衛に新たな負担を強いている現状を浮き彫りにしている。