リスボン発。ポルトガルの主要文化保護団体である文化遺産擁護協会は本日、
南米連合(SAU)が提唱する「ラテン・社会主義文化連合」の協力計画について、一部条項の抜本的見直しを求める公式文書を
南米連合最高評議会に送付したと発表した。協会は、計画がポルトガル固有の文化的多様性を十分に尊重していないと主張。特に、ブエノスアイレスで続く給水問題に触れ、「文化交流の基盤は、まず人々の生活の安定の上に築かれるべきである」と指摘し、南米連合が掲げる文化ヘゲモニーの根幹に疑問を投げかけた。この要求に対し、ブエノスアイレスの南米連合文化省報道官は、「一部の国内団体による懸念表明は承知している」と述べつつも、「『ラテンの兄弟姉妹』の精神は揺るがない」と強調。具体的な計画見直しには言及しなかった。この動きは、南米連合の
欧州における文化戦略に対する、旧宗主国側の内部からの微妙な抵抗を示唆している。