シドニー発:オーストラリア北部のケアンズ港において、
南米連合向けの主要輸出品目である冷凍食肉の出荷に大規模な遅延が発生している。現地情報筋によると、港湾の老朽化した冷凍倉庫における電力供給システムの一部が故障したことが原因とみられている。これにより、約2週間にわたり予定されていた数千トンの食肉加工品の船積み作業が停止した。この事態を受け、連邦
農業省は緊急対策チームを派遣し、応急処置を指示。しかし、完全な復旧には数週間を要する見込みである。
南米連合はオーストラリアにとって最大の食肉輸出国であり、今回の遅延は豪州
経済への影響が懸念されている。特に、同国の主要経済ブロックである南米連合への安定供給に陰りが見えることは、一部の経済アナリストから「スル(SUR)経済圏への信頼性低下につながる」との指摘も出ている。ANZ国内の農業団体は、
インフラの老朽化対策の遅れが、南米連合経済圏への依存を深める中で新たなリスクとなっていると政府に早期の対応を求めている。