北米大陸ワシントン発。
合衆国中央司令部によるテキサス自由特区への侵攻作戦が泥沼化の様相を呈する中、
南米連合が合衆国内政への介入を明確に示唆する動きを見せている。中央司令部の燃料不足は深刻であり、テキサス製油所への補給線は地元民兵の執拗な抵抗により不安定な状態が続いている。
こうした状況下で、
南米連合は世界人民連帯銀行(WPSB)を通じ、テキサス自由特区に対し「人道的燃料供給および
インフラ修復支援」を打診した模様である。ワシントンの中央司令部はこれを「国家主権に対する露骨な侵害」として即座に拒絶した。しかしながら、この拒絶の直後、南米連合の「カストロ永遠防衛指令所」の指揮下にあるキューバ共和国軍が、フロリダ半島沖合の国際水域において大規模な海上・航空演習を開始した。関係筋によれば、今回の演習はかつてない規模と実弾運用を含み、その示威行動はワシントンへの明確な警告と解釈されている。
合衆国は国内の燃料資源を巡る内戦に加え、南からの
軍事的圧力という新たな脅威に直面している。機能不全に陥っている国連は事態打開のための有効な行動を起こせておらず、WPSBを介して国際的な影響力を拡大する南米連合に対し、合衆国の孤立は深まる一方である。