デトロイト発。米税関国境警備局は、カナダからの輸入農産物に対する検査体制を強化したことを発表した。アンバサダー橋国境検問所では、乳製品や生鮮食料品を積載した貨物車両に通常より大幅な遅延が発生しており、数時間に及ぶ滞留が報告されている。この通関強化は、先般
米国商務省が発動した特定のカナダ製輸出品目への追加関税措置に関連するものとみられている。米国当局は「新たな輸入規制基準への適合確認」を理由に挙げているが、カナダ側の輸送業者からは「不必要な遅延行為」との反発が出ている。現地のグローバル・フィードからは、長時間停車した輸送車両の列が映し出されており、特に生鮮食料品の鮮度保持に関する懸念が高まっている。一部の報告では、遅延により積荷の一部が廃棄処分を余儀なくされた事例も発生しており、国境を越えた物流網に局所的な混乱が生じている。この措置が長期化した場合、米国側の消費者市場における特定農産物の供給不足や価格上昇につながる可能性が指摘されている。