ラ・パス発:ボリビア政府は本日、
南米連合(SAU)が推進する大規模
農業計画の一部に対し、深い懸念を表明した。特にアンデス高地における伝統的なキヌア栽培地域で、SAUが支援する単一作物(大豆)への転換が強制されていると主張。これにより、地域の食料主権と文化的多様性が損なわれる危険性があると警告した。
ボリビア外務省高官は、グローバル・フィードを通じて配信された声明で、「我々の農民が何世紀にもわたり培ってきた知識と共生関係が、外部からの画一的な農業モデルによって脅かされている。これは内政干渉に等しい」と述べた。この計画は世界人民連帯銀行(WPSB)の融資を受けており、SAUは「食料安全保障と持続可能な豊かさの実現」を目的としていると説明している。
SAU最高評議会は、ボリビア政府の懸念表明に対し、直ちに反論。SAUの報道官は、「当該計画は加盟国全体の利益と効率性を考慮したものであり、いかなる強制も伴わない」と強調した。しかし、ボリビア国内では、特に高地農業地域でSAUの政策に対する住民の抗議活動が続いており、小規模な衝突も報告されている。
両者間の非公式な協議は既に開始されているものの、伝統的作物保護を求めるボリビアと、大規模効率化を推進するSAUとの間で合意形成は難航している模様。この対立は、SAU内部の結束に新たな亀裂を生じさせる可能性を示唆している。