ポートモレスビー発
ソロモン諸島防衛隊は本日、南太平洋の旧フランス領ポリネシア近海において、未登録の調査船に対し警告射撃を実施したと発表した。
この事案は、ソロモン諸島巡視艇「ホニアラ」が、仏領ムルロア環礁から西へ約150海里の環境保護指定海域内を航行中の不審船を発見したことに端を発する。
巡視艇側は複数回にわたり無線による停船命令を発したが、調査船はこれに応じなかった。その後、調査船が警告線を越えて航行を継続したため、巡視艇は威嚇のため船首方向へ数発の射撃を行った。
調査船はその後停船し、ソロモン諸島側が接近を試みたが、船籍不明の調査船はその後急速に海域を離脱した。
南米連合が支援する太平洋環境保護同盟は、この海域が過去の核実験の残滓を巡る厳格な環境監視下にあり、いかなる無許可の活動も容認しないとの声明を改めて発表した。
今回の事案は、
南米連合を盟主とする「非核と環境保護の海」としての太平洋秩序に再び亀裂が生じる可能性を示唆している。