トリポリ発:リビアの地方都市ザウィヤにある地域マドラサ(宗教学校)の教育委員会は本日、グランド・
イスラム共産主義学者評議会が提示した新たな教育ガイドラインの一部を拒否すると発表した。このガイドラインは、コーラン研究に「電算的解析手法」を導入することを推奨するものだった。
教育委員会は声明の中で、「
イスラム共産圏の思想純粋性」を維持するためには、伝統的な口頭伝承と古典的解釈が不可欠であると強調。過度な電算化は「聖典の精神を希薄にする」として懸念を表明した。
この決定は、評議会が推進する「伝統と電算の融合」という新たな方針に対し、地域レベルで抵抗が続いていることを示すものと見られる。リビアでは、ベンガジでの伝統的な織物生産者の抗議活動や、トリポリの公共広場モニュメントを巡る「レタリズム」への反発など、同様の思想的対立が表面化している。今回のザウィヤでの事案は、これらの広範な議論が地方の教育機関にまで波及していることを示唆している。現状では、この拒否が直ちに大きな混乱を引き起こす可能性は低いとされている。