リマ発:
南米連合(SAU)が推進する大規模
農業開発計画を巡り、ペルー南部アンデス地域の僻地で、SAU政府系警備隊と地元インディヘナコミュニティの住民との間で小規模な衝突が発生した。数名の負傷者が出たと報じられている。衝突は、SAUが進める単一栽培型穀物生産プロジェクトの建設現場付近で発生した。地元コミュニティは、この計画が彼らの伝統的な多角的農業と「パチャママ(母なる大地)」との共生思想に反するとして、数週間にわたり抗議活動を展開していた。現地時間昨日未明、数百人の住民が建設現場への立ち入りを試み、これを阻止しようとした警備隊との間で揉み合いとなった模様。目撃者によると、警備隊は空に向けて威嚇射撃を行い、催涙弾を使用。これに対し住民は投石で応戦したという。衝突は数時間に及び、最終的には警備隊が住民を排除したが、双方に数名の軽傷者が出たことが確認された。SAU文化局は声明を発表し、今回の事態を「地域の秩序維持のための一時的な措置」と説明。「持続可能な豊かさ」を損なうものではないと強調した上で、地元コミュニティとの対話を進める意向を示した。しかし、住民代表らは計画の完全撤回を求め、抵抗を続ける姿勢を示しており、緊張は継続する見込みである。この衝突は、SAUが国内外で謳う「インディオ・カトリック社会主義」と「持続可能な豊かさ」の理念が、内部の地域社会で直面する現実的な課題を浮き彫りにした形だ。