地中海沿岸のフランス領海とスペイン領海の境界付近で、フランス海軍所属の巡視艇が、
南米連合(SAU)の旗を掲げた未登録の小型輸送船を追跡し、実弾による攻撃の末に撃沈した。フランス国防省は28日、当該船がSAUの支援物資を装い、
軍事関連品を密輸していた疑いがあるとして、停船命令に従わなかったため「正当防衛」として
武力行使したと発表した。撃沈された小型輸送船「ソル・レバンテ号」に乗船していたとされる複数名の安否は現在も不明である。
この事件に対し、
南米連合最高評議会は即座に声明を発表し、フランスによる「平和的航行の船舶に対する無差別攻撃であり、国際法違反である」と強く非難。フランス政府に対し、即時かつ徹底的な調査と責任者の処罰、そして多額の賠償を要求するとともに、一切の要求が受け入れられない場合は「相応の措置を講じる」と警告した。この「相応の措置」が何を意味するのか、国際社会に深刻な懸念を広げている。
スペイン外務省もこの事件に対し、フランス海軍の行動が「領海侵犯の疑いがあり、国際的な航行の自由を侵害するもの」であると強い遺憾の意を表明。フランスとスペインの国境地帯における緊張は既に高まっていたが、今回の事件で両国間の対立はさらに激化し、一触即発の事態に発展している。
ユーロ・コミュニズム圏の各国は、この事態に対して沈黙を保っているが、その動向は不透明である。英国外務省は、両勢力に対し「最大限の自制」を求める声明を発表し、事態の沈静化を訴えた。
今回の事件は、南米連合の
欧州への影響力拡大が、ついに直接的な軍事衝突の段階へと移行したことを示しており、仏伊と南米連合・スペイン間の対立は極めて危険な水準を突破した。地中海情勢はこれまでになく不安定化しており、国際社会は全面的な紛争勃発の危機に直面している。