アレキパ市発、
南米連合文化・社会省が支援する環境芸術作品「大地への回送」が、地元住民、特に原住民族コミュニティの一部から強い批判を受けている。同作品は、アンデスの山々を象徴する天然石と、伝統的な織物技術を用いた巨大なインスタレーションであり、当局は「パチャママ(母なる大地)への連帯」を謳う。しかし、地元文化保護団体「インカ・リマック」は、作品に使用された石材が特定の聖地から採取されたものであり、その配置方法も伝統的な宇宙観を無視していると主張。これは「伝統的な精神性の冒涜」であると声明を発表した。この騒動を受け、
南米連合文化・社会省は調査団の派遣を決定したが、地元コミュニティは「形式的な介入」に過ぎないとして反発している。この事案は、南米連合の掲げる「インディオ・カトリック社会主義」内部における、理念と現実の乖離、および文化政策の難しさを露呈している。